消費者委の調査、食用油に可塑剤含有【香港―社会】

消費者委員会が2~3月に香港域内で流通している食用油についての成分検査を実施し、その結果を7月17日に発表した。18日付香港各紙によると、今回対象となったのはピーナツ油、コーン油、オリーブオイルなどの植物油60種。このうち41種にフタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)などの可塑剤が含まれていた。香港では食用油に安全基準は設けられていないため、特区政府食物安全中心(CFS)が独自の指標を設定し、この指標を超えた場合にはCFSが検視を行い人体に対する影響について再評価することになっているが、可塑剤が含まれていた41種のうち5種はこのCFSの指標を超えていることが分かった。その5種は「Sunny Meadow Blended canola Oil and Olive Oil」「佳之選 調和油」「保得 ●欖果■油」Clearspring Organic Tunisian Extra Virgin Olive Oil Unrefined Cold Extracted」「大昌食品 優質純正花生油」。しかし消費者委によれば、体重60キロで推算した例として、可塑剤を毎日400グラム以上長期的に摂取した場合にやっと欧州の安全基準(上限)に届くことになると指摘。今回のサンプルは可塑剤の含有量は低い水準であり、過度の心配はいらないという。CFSによる再検査でも一般的な食用ならば健康被害はないとの再評価が得られている。【●=木へんに敢、■=さんずいに査】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170706_1792/

 

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