香港大学民意研究計画がこのほど発表した世論調査の結果で林鄭月娥・行政長官の支持率が大幅に上昇したことが分かった。７月１２日付香港各紙によると、調査は３～６日、８３２人を対象に行われた。林鄭長官に対する評価（１００点満点）は６３．７点で、就任２週間前の前回調査に比べ１１．５点上昇。行政長官選挙での当選以降で最高となり、梁振英・前行政長官の就任時の５２．５点に比べ１１．２点高い。支持率は５２％で前回調査に比べ７ポイント上昇、不支持率は同７ポイント低下の３４％だった。留任した３司長の評価も前政権の時に比べ上昇。局長の中では労工及福利局の羅致光・局長の支持率が５２％で最も高かった。香港理工大学社会政策研究中心の鍾剣華・主任は、教育予算拡大や立法会初答弁などによる好印象を支持率上昇の理由に挙げ、今後、法定労働時間や一地両検など社会的に物議を醸す問題に取り組めば支持率を維持できるとは限らないとみている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170712_1947/
