企業が抱えるデジタルリスクを予兆・検知・解決するソリューションを手掛ける株式会社エルテスは、海外インターネットサイト上の情報漏洩調査を得意とする株式会社クロスワープと提携し、中国で事業を展開する日本企業を対象に、従業員による内部情報漏洩を検知・分析するサービスの提供を開始した。中国の文書共有サイト「百度文庫」や「豆丁网」に日本企業の技術資料や営業資料などの内部文書が漏洩する事件は2013年ごろから目立つようになり、日本貿易振興機構(JETRO)が対策マニュアルを出すなど、中国に現地法人や支店を持つ日本企業に警鐘を鳴らしている。エルテスは、企業内部に潜む情報漏洩リスクを従業員の行動パターンから事前検知する内部不正検知サービスを展開。クロスワープは「百度文庫」や「豆丁网」など海外サイトの情報漏洩監視・調査や事後対策などのセキュリティサービスを展開している。エルテスとクロスワープは業務提携し、技術協力により中国に進出する日本企業に対して内部情報漏洩対策サービスを共同で開発、マーケティング・販売活動を連携して行う。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17002