香港中文大学の生活質素研究中心が発表した「2016年香港生活質素指数」で、香港市民の生活の質が前年に比べ4%上昇したことが分かった。7月7日付香港各紙によると、この指数は03年から発表されており、社会、経済、環境の5分野について市民に調査し割り出しているもので、調査を開始した02年を基準の100として計算。16年は8月に18歳以上の市民1001人を対象に調査した。16年の総合指数は105.39と前年より4.7ポイント上昇(改善)し、2010年以降初めて上昇に転じた。分野別では経済分野が1.95ポイント上昇し、中でも住宅ローンの負担能力比率も前年のマイナス6.13ポイントからマイナス5.06ポイントへと改善。中央値レベルの収入を持つ市民が九龍地区で400平方フィートの物件を買うのに14.55年分の収入が必要になる計算だが、その年数が前年の15.68年よりも約1年減ったことになる。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170612_987/