林鄭月娥・行政長官は7月5日、就任後初めてとなる立法会答弁に出席した。6日付香港各紙によると、林鄭長官は行政と立法の関係を改善するため、(1)各党派議員との恒常的な意思疎通システム構築(2)施政報告(施政方針演説)を立法会年度の初会議である10月に発表(3)行政長官の質疑応答を増加(4)問責高官は議員との接触を拡大――の4措置を講じた。民主党、公民党、専業議政のほとんどの民主派議員は林鄭長官の入退場時に起立し、過去5年の態度から改めた。ただし自決・本土派議員は起立しなかった。答弁中も社会民主連線(社民連)の梁国雄・議員と人民力量の陳志全・議員、一部自決派議員らがスローガンを叫び、梁議員が質疑で叫び続けて退場を命じられた以外は平穏に進められた。質疑のうち6件が非親政府派議員からだったが、うち羅冠聡氏(香港衆志)、朱凱廸氏(無所属)、鄭松泰氏(熱血公民)からの3件に対して林鄭長官はわずか30秒で回答を終えたり、舌戦になる場面も見られた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170706_1788/