ドイツ籍の女性観光客(23歳)に薬をもって強姦した男(44歳)の裁判が高等法院(高等裁判所)で7月5日に開かれ、禁固12年の判決が言い渡された。6日付香港各紙によると、被告は自称セラピストで自然派をうたう民間療法を行っていたが、そこに施術を受けに来た女性に薬物入りのドリンクを飲ませて意識を朦朧とさせてから性行為に及んだ容疑で起訴されていた。被告の自宅からは被害者との行為を撮影した動画が3本見つかっている。被告はこの事件の半年前、「セントラル占拠行動」の際に旺角での占拠行動に参加して知り合った女性を同様の手口で暴行する事件を起こして起訴されていた。だが、その裁判では罪状が成立せず、保釈期間に今回の事件を起こしたという。6日の裁判で裁判官は、医師免許を持たないとはいえ被告を信じて身をまかせた被害者に対し、薬を飲ませた上、避妊具を着けずに強姦し、さらに携帯電話で撮影するとは卑劣極まりないとしっ責。禁固12年の判決が確定した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16819