香港と中国本土の債券市場相互乗り入れとなる「債券通」が7月3日、正式に開始された。4日付香港各紙によると、今回は香港から本土に投資する北上ルートだけが先行実施された。取引されたのは国債、政策性金融債、政府の支援する機関の債券、社債など。初日の取引総額は70億4800万元で、うち購入は49億400万元。本土側の金融機関は19行、取引を実施した域外金融機関は70行で、取引件数は計142件、うち購入が128件、売却が14件だった。債券通開始のセレモニーに出席した林鄭月娥・行政長官は「債券通開通後の運営状況に留意し、適当な時機に南下ルートへの拡大を検討する。債券通は本土金融市場の対外開放を推進し、香港の国際金融センターとして地位を強化するのに有利」と述べた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17445