香港上海銀行(HSBC)が新サービスを開始した。6月26日付香港各紙によると、その新サービスとは微信(WeChat)による取引通知。従来はショートメッセージ(SMS)で行われていた振り込みや振り替えなどの通知が、微信を通してスマートフォンでも受けられるというもの。香港域外でSIMカードを入れ替えても、ネット接続があれば通知を受けられるのが利点だ。対象となるのは法人口座保有者だが、同行では中小企業法人で、香港と中国本土の往来が頻繁な顧客を主な利用者と想定している。申し込みは同行のサイトから行い、SMSか微信のどちらかひとつだけ選ぶことができる。ちなみに同行はサービスのIT化に積極的で、今年から開始した「アスク・エイミー」と呼ばれる人工知能によるFAQサービスの利用口座数は1万を超えているという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17377