ドイツ銀行は6月8日に発表したリポートで、香港の住宅相場が今後10年で半分にまで下落するとの見通しを示した。9日付香港各紙によると、同行は香港の人口が2027年にマイナス成長に転じ、高齢化で25~44歳が占める割合は現在の29%から26%に縮小、60歳以上は22%から30%に拡大すると指摘。移住者の流入も減少し、今後10年で住宅需要は低下に転じ、政府予測の46万戸より26%少ない約33万8000戸にとどまるとみる。一方で住宅供給拡大により10年以内の新築物件供給量は約42万9000戸となるため、民間住宅は供給過剰に陥るという。このため2017~26年に平均住宅価格は48%下落。うち17年は横ばいだが、18年は14%、19年は11%それぞれ下落すると予測している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17673