日本経済新聞社と金融統計機関マーキットは6月5日、2017年5月の香港の購買担当者指数(PMI)を発表した。6日付香港各紙によると、5月のPMIは50.5で、4月の51.1から0.6ポイント低下した。民間企業の経営環境の改善ペースが鈍化したことを反映している。4月は17年に入って初めて景況判断の目安となる50を上回り、5月は再び後退に転じたものの2カ月連続で50を上回った。マーキットのエコノミストは「第2四半期に入って香港の民間企業は成長の勢いを取り戻したが、5月に入ったとたんに鈍化した。生産は伸びを維持したものの新規受注が減少、在庫蓄積の減少も緩慢となった。昨今の経済好転の傾向がいつまで持続できることか危ぶまれている」とコメントした。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17316