康楽及文化事務署では今年、香港返還20周年を記念した大規模展覧会をいくつか予定しているが、そのうちの1つ「永生伝説―透視古埃及文明」が香港科学館で6月2日から始まった。6月2日付香港各紙によると、大英博物館から貸し出された重な文物約200点の中でも展覧会の見どころともいえるのが、6体のミイラ。6体は1800~3000年前にエジプトで生活していたという約2歳の男児、17~20歳とみられる少年、35~49歳の中年の男女4人だ。香港初の試みとしてCTスキャンを使って映し出したミイラの断層画像からは、参観者がミイラの装束や肌、骨格を見ることができる。また、ヘルメットをかぶってVR(バーチャル・リアリティー)による墓穴の探検が体験できるインタラクティブ・ゲームのほか、謎解きをしながらミイラが眠る密室から20分内に脱出するゲームも展覧会の目玉の1つだ。会期は10月18日まで。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17497