香港社会も高齢化が進んでいるが、高齢者が本土で体調を崩した場合に医療支援を行うサービスがスタートするという。統計処の資料によると、65歳以上の香港市民で、香港と本土と往来する人は毎日約2万人余りに上り、本土に90日間ほど短期的に居住する人は年間約68万人に上る。こうした中、NGO組織の「長者安居協会」では3月に香港大学深セン医院と提携で合意。本土で高齢者が体調を崩した場合に携帯電話のアプリを使えば、24時間ホットラインにつながり、救急車や香港大学深セン医院への搬送を手配してくれるという。また同時に高齢者の病歴などの個人資料を該当病院へ提供するほか、家族へも連絡する。長者安居協会ではすでに香港域内でこうした24時間体制の見守りサービスを提供しており、その使用料は月額158~168ドルだが、越境見守りサービスのほうは月額220~230ドルとなる見込み。7月からスタートする予定だ。6月2日付香港各紙が伝えた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17457