梁振英・行政長官は6月1日、任期中最後となる立法会答弁に出席し、過去5年の施政を総括した。2日付香港各紙によると、梁長官は今期政府が住宅問題で土地と住宅の供給拡大に注力し、多くの需給管理措置を打ち出したことを「末梢と根本を兼ねた治療」と表現。過去5年に民間デベロッパーに放出した土地は約5万1000戸の住宅供給が可能で前政権の2.5倍に当たることや、2016/17年度から5年の公共住宅の供給は9万4600戸と予想され、前の5年に比べ42%増であることなどを挙げた。また今年度歳出(一般会計)を政権発足時と比べると、社会福祉は71%増、教育は30%増、医療・衛生は34%増に達し、生活保護の申請は過去15年で最低となったなど、民生改善の成果を示した。一方、民主派議員が集中攻撃したUGL問題については「14年に問題が発生した際すでに中央に説明し、中央は納得した」と強調。2年半を経て蒸し返すのは「政治ショー」と批判した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17608