先週末(5月27~28日)の住宅市場では、主要銀行が次々と住宅ローン金利の引き上げを発表したものの、新築物件の取引は大幅に増加した。29日付香港各紙によると、両日の新築物件の取引は約346件で、前週末の約21件から約16.5倍。4週連続の減少から増加に転じた。一方、中古物件の取引は、中原地産(センタライン・プロパティー)が指標とする10大団地の取引は5件で、前週末の6件に比べ1件減少。美聯物業(ミッドランド・リアルティー)が指標とする10大団地の取引は7件で、前週末と同じだった。26日に発表された中古住宅価格の指標となる中原城市領先指数(CCL)は158.26(前週比1.16%上昇)で、16週連続の上昇。14週連続で過去最高を更新した。梁振英・行政長官が就任した12年7月の105.46に比べると約50%高い。指数は5月15~21日に正式契約された取引に基づくが、主に5月1~7日に交わされた仮契約が反映されている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17591