発展局局長候補の謝偉銓氏、内閣入り辞退か【香港―政治】

林鄭月娥・次期行政長官による閣僚人選の初歩段階リストで、発展局局長として挙がった前立法会議員の謝偉銓氏が入閣を辞退したもようだ。5月26日付『信報』によると、消息筋は謝氏が辞退した理由は定かではないと述べたものの、閣僚候補リストが明らかになったのを受け、謝氏が不動産業界と密接な関係を持つことを批判されたのが原因とみている。謝氏は政府公務局で測量師を務めた後に恒基兆業地産など不動産業界に身を置き、2012~16年に立法会議員(建築・測量・都市計画界選出)を務めた。梁振英・行政長官の支持者として知られる。林鄭氏は発展局と運輸及房屋局をそれぞれ分離し、土地開発(地政総署、規画署、土地註冊処など)と住宅事務(房屋署など)を合わせて「土地及房屋局」とし、運輸事務(運輸署、海事処、民航処など)と工務政策(機電工程署、土木工程拓展署など)を合わせて「運輸及工務局」とする機構改革を構想している。謝氏は土地及房屋局局長となるのを想定しての起用だった。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17624

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