2011年に打ち出された民生改善措置の1つである「非政府組織(NGO)による青年宿舎の建設資金の全面支援」がようやく動き出した。5月21日付香港各紙によると、青年宿舎は若者限定の廉価な賃貸住宅で、その1棟目となる建物が5月20日、大埔で着工した。総床面積3460平方メートル、20階建ての建物の総工費は1億749億ドル、2018/19年度に完成予定だ。居住定員は80人で、部屋の総数78室のうち、シングルルームは76室、ツインルームや身障者用の部屋を2室有するという。完成後は香港青年宿舎協会が運営するが、家賃は市価の6割以下にすることが定められており、一番小さなフラットで月額2500ドルとなる見込み。入居資格は、香港永住権を所持する18~30歳の有職者。収入および財産に上限が設けられており、2016年の場合は月収が2万ドル以下、財産は単身者なら35万ドル以下、2人世帯なら70万ドル以下とされている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17371