香港市民の中国本土へのエアガン(空気銃)持ち込みに関する裁判2件の第1審の判決が深セン市で下された。5月18日付香港各紙によると、両者とも落馬洲から福田口岸にエアガンを持ち込んでおり、1件は昨年の7月27日に香港城市大学の学生が報酬500ドルでエアガン12丁を、もう1件は33歳男性が報酬400ドルで10丁の運搬を請け負ったというもの。前者は内容物の詳細を知らず、後者はおもちゃの銃であることは認識していたものの、法律違反になるとは思わず加担していたという。判決は武器密輸罪として、罰金刑のほか各々に7年の禁固刑が言い渡されているが、両者とも判決を不服とし、すでに控訴している。中国本土の法律では、エアガンなど摸造品であっても1立方センチメートルあたり1.8ジュール以上の威力を持つものは殺傷能力がある武器と判断、拳銃と同様の扱いになっている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13866