身代金ウイルス、香港にも上陸【香港―経済】

身代金を要求するというコンピュータウイルスの一種、ランサムウェア「WannaCry」の感染事例が香港でも確認され、多くの専門家が警戒を呼びかけている。5月15日付香港各紙によると、生産力促進局がこの3日間で確認している香港域内の感染例は2件。両件とも個人所有のパソコンで、OSにはウィンドウズ7を使用していたという。特区政府資訊科技総監弁公室では、特区政府の各部署からは感染などの報告はまだないとコメント、医院管理局でも医療機関からの報告はないとしているが、IT業界選出の立法会議員、莫乃光氏は「香港の中小企業の多くはいまだに古いバージョンのウィンドウズを使用している。今後は爆発的に広がるおそれがある」と懸念を示し、市民に対し警戒を呼びかけた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16485

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