高級住宅、昨年は4戸が1億米ドル超で取引【香港―経済】

香港は高級住宅の市場価格が世界で最も高い都市であることが分かった。5月12日付香港各紙によると、これはオークションで知られるクリスティーズ傘下の佳士得国際地産が、2016年における高級住宅の販売戸数や取引価格など6つの要素を考慮し、ランク付けしたもの。同年に世界で取引があった1億米ドル以上の住宅10戸のうち、4戸が香港の物件であったことなどから、香港が13年の調査開始以来初の首位を飾った。ちなみに同年に取引された最高価格の物件は、ピークの歌賦山道15号にある、中国本土の富豪が購入した2億7000万米ドルの物件。香港の首位について同社のダン・コン行政総裁は「本土住民が下落傾向にある人民元を嫌い、香港への不動産投資を加速させている背景があると思う」とコメント。また、昨年首位だったロンドンの後退は「英国のEU離脱や保守党の政策の影響ではないか」と分析している。なお、2位以下は、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、シンガポールと続く。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17275

Share