交通銀行傘下の投資銀行、交銀国際控股が新規株式公開(IPO)に向け、5月5日公募を開始した。同日付香港各紙によると、同社は1株当たり2.6~3.1ドルで6億6700万株を発行、最高で20億6700万ドルを調達する見込みだという。取引単位は1000株で、3131ドルからの投資が可能となる。公募締め切りは11日正午、19日に上場する予定だ。中国本土系の金融関連銘柄の上場は多いものの上場後は冴えない動きが目立つが、同社の譚岳衡・董事長は「親会社が交通銀行という強みがある。他社とは違う安定した財務背景で株価も伸びるはず」と他社との差異を強調。近年取りざたされている中国本土の金融業の過剰なレバレッジや金融引き締めの問題については「会社組織は本土と香港の双方にある。一方が引き締めに遭ったとしても他方に影響は及ばない」と一蹴した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17296