一度はわいせつ容疑で有罪になった男性が上訴した裁判で、高等法院(高等裁判所)は「勃起は生理反応であり、故意のわいせつにはあたらない」として逆転無罪を言い渡した。5月3日付香港各紙によると、被告(32歳)は昨年8月、家族ぐるみで交際していた友人女性と食事をした後に家に招いた。女性が帰宅する際、被告が間もなく仕事で香港を離れるからハグしようと言うと女性も同意したため、その機会に愛を告白したという。そのときに勃起してしまったのだが、女性は彼を振った上、性器を太ももに押し付けられたと通報した。被告はわいせつ罪で有罪となり、社会奉仕200時間が言い渡されたものの上訴。裁判官は被告の主張を認め、生理反応の勃起はコントロール不可能なことで、被告が故意にわいせつ行為をしたとは言い切れないとして無罪を言い渡した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17270