6割を超える香港市民が香港の住宅価格は今後も上昇し続けると考えていることがわかった。4月28日付香港各紙によると、これはシティバンクが無作為に抽出した市民500人を対象に、住宅価格について四半期ごとの意識調査を行っているもの。その中の、今後一年間で住宅価格はどうなると思うかの設問に関して、前期比で19ポイント増の62%が「上がり続ける」と回答、2010年の調査開始以来で最高の数字となった。逆に「下がる」との答えは前期比で10ポイント下落し、過去最低の9%となった。特区政府は昨年11月と今年4月に不動産市場抑制策を強化したものの、香港市民は効果なしと判断したようだ。また、不動産投資に興味があるかとの設問には「興味なし」との答えが48%と半数近くに達した。その一方で23%は興味ありと回答、前回調査から5ポイント増で初の20%超となった。ただ実際に不動産購入の好機と捉えてる人は3%と少なく、77%は自身の所有する不動産価格や財務状況などから、現在は好機ではないと回答しており、慎重派が多数を占める結果となった。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17169