8日内に3つのコンビニエンスストアを襲撃した強盗犯が4月26日、逮捕された。27日付香港各紙によると、容疑者はベトナム籍の男(32歳)。4月18日に屯門山景邨商場のコンビニで従業員をハンマーで脅して現金8000ドルを奪ったのに続き、同月23日、25日にも長沙湾と旺角のコンビニで犯行を重ねた。警察は防犯カメラの映像と目撃証言から容疑者を特定。26日に逮捕のタイミングをうかがっていたが、容疑者は警戒心が強く捜査員の尾行に気づいて逃走して激しく抵抗したため、捜査員数人がかりで身柄を確保した。逮捕後、押収した現金は2万ドルに上り、当局では余罪のあるものとみて追及している。容疑者は2006年に香港に不法入境し、窃盗事件で逮捕され一度は強制送還されたものの、15年に再び不法入境。逮捕されたが、本国で迫害を受けているので帰国したくないと訴え、入境処から滞在許可を得ていたという。その酌量を踏みにじる形で滞在中に多くの犯罪に手を染めていたようだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17186