特区政府がカンボジア人家政婦に対するビザ給付の緩和を3月に開始したばかりだが、彼女たちが香港で働ける日も近いようだ。4月25日付香港各紙によると、カンボジア政府は家政婦に対し、5月から本国で広東語や調理、介護など3カ月間にわたる研修を開始する予定で、早ければ9月からの就業が可能だという。香港の家政婦仲介業者のうち、同国家政婦のサポートを予定しているのは現在10社。仲介予定のないの業者からは対応が早急すぎるとの指摘もあるが、カンボジア政府から関連業務を委託されている香港柬埔寨人力資源発展協会の廖永興・主席は「東南アジア地域の中でも香港で働く家政婦の月給は550米ドルと最高レベルで、自国で働く家政婦の153米ドルをはるかに凌ぐ。また香港は急速な人口高齢化に直面しており、まさに『ウィン―ウィン』の関係が築けるはず」と同国家政婦の浸透に自信をみせる。9月に予定されている第一陣はマレーシアで同職に就いていた経験者約1000人。以降毎年1万人が派遣される見込みだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17318