梁振英・行政長官が率いる代表団は4月20日、粤港澳大湾区視察2日目の行程として広州南駅と仏山市、肇慶市、江門市を訪れた。21日付香港各紙によると、広州―香港間高速鉄道の終着駅となる広州南駅では、広州鉄路の王華・総工程師が広州と深センが粤港澳大湾区内の2つの総合ハブとなる中長期計画を説明。両ハブで計画されている高速鉄道は10本で、うち6本が開通。在来線は10本で、うち7本が開通。さらに13カ所の物流センターが計画されている。香港区間が開通すれば広東省内の各地級市まで2時間、近隣省・自治区の各省都まで3時間、長江デルタ、京津冀、成渝の各経済区の主要都市までは8時間で結ばれ、5億人余りの人口をカバーするという。一行は同駅から高速鉄道に乗って30分で肇慶東駅に移動し、肇慶新区と江門市大広海湾経済区規画館を訪れた。肇慶新区は珠江デルタと西南地域、東南アジアとを結ぶ重要な窓口であり、貴州省や広西チワン族自治区に向かう交通の要衝でもある。大広海湾経済区は珠江デルタと広東省西部、西南地域との接点で、生活サービス産業、先進製造業、現代漁農業を振興している。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17360