消費者委員会は先ごろ、香港域内で流通しているフェースマスク製品についての成分検査を行った。４月１９日付香港各紙によると今回対象となったのは、保湿マスク４０種。１時間後、３時間後、６時間後の保湿効果などを５段階で評価した。４０種のうち４ポイントを獲得し保湿効果が高かったのは６種、いずれも１枚の平均価格が２０ドル以下という手ごろな製品だった。最も評価が高かったのは１枚平均１５ドルの「Ｕｔｅｎａ Ｐｕｒｅｓａ 皇牌急救面膜●▲―精華保湿面膜」。２位は１枚平均１４ドルの「Ｍａｎｄｏｍ Ｂａｒｒｉｅｒ Ｒｅｐａｉｒ 三重補湿弾力面膜（極潤） Ｆａｃｉａｌ Ｍａｓｋ Ｍｏｉｓｔ」だった。一方、４０種のうち１７種から防腐剤成分の「ギ酸メチル」が検出されたものの、中国本土の安全基準値を超えたものはなかった。３種からは今年２月から欧州で試用が禁止された「メチルイソチアゾリノン（ＭＩＴ）」が検出された。これら防腐剤には皮膚の腫れやなどを発疹、水泡を引き起こす可能性があるため、消費者委では注意を促している。４０種のうち３種には日本語または韓国語の説明しか表示されておらず、また、１１種は使用期限が明記されていなかったため、税関では消費品安全条例に抵触する可能性があると話している。【●＝王へんにのぶん、▲＝王へんに鬼】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16157
