香港按掲証券は4月10日、来年半ばのスタートを計画している公営年金のスキームを発表した。11日付香港各紙によると、公営年金は梁振英・行政長官が年初に創設を提唱したもので、香港按掲証券が10日に研究報告を完成させ董事局に提出した。投資資格を持つのは65歳以上の永住者で、来年半ばに第1陣として100億ドル分を発売。資金運用は外為基金が行う。保険料は最低5万ドルで上限は100万ドル。投資直後から内部利回りと元本の分割還付を合わせた固定年金が毎月支給され、終身保障とする。内部利回りは初歩的に3~4%が見込まれ、これを基礎として年金率は男性が6~7%、女性が5.4~6.4%となる(平均寿命によって差が出る)。65歳男性が100万ドルを投じた場合は毎月5800ドル、年間7万ドルが支給され、80歳で元が取れる計算だ。だが第1陣でみな100万ドルを投じれば1万人しか購入できない。保険業界選出の陳健波・議員は、年金規模を少なくとも500億~1000億ドルにして初めて需要を満たせるとコメントした。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17108