区域法院(地裁)は4月10日、昨年の春節(旧正月)に発生した旺角暴動でタクシーに放火した被告に量刑を下した。11日付香港各紙によると、被告は公開大学コンピューター技術職員の楊家倫氏(32歳)。3日に暴動罪と放火罪で有罪判決が下されたのに続き、10日に禁固4年9カ月の量刑が下された。内訳は暴動罪が4年9カ月、放火罪が4年3カ月で同時期に執行される。裁判官は「暴動の中で各人の参加の程度は異なるが、彼らの行為は偶然ではない。共通の目的は社会の安定破壊であり、参加者は刑事責任を負わねばならない」と指摘し、過激な若者が権威と法律に挑戦する場合は犯罪行為の代償にも直面すると戒めた。法律学者でもある香港経済民生連盟(経民連)の梁美芬・議員は判決を評価したものの「セントラル占拠行動と旺角暴動を鼓吹・煽動した黒幕がまだ法的制裁を受けていない」と指摘し、当局に厳正な処理を求めた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17071