先週末(4月8~9日)の住宅市場では新築物件の取引が引き続き大幅に減少した。10日付香港各紙によると、両日の新築物件の取引は約63件で、前週末の約374件から83%減。昨今、住宅価格高騰の原因として問題となっている一度の契約で複数の物件を購入する取引は顕著に減少し、わずか約6件にとどまった。一方、中古物件の取引は、中原地産(センタライン・プロパティー)が指標とする10大団地の取引は15件で、前週末と同じ。美聯物業(ミッドランド・リアルティー)が指標とする10大団地の取引は17件で、前週末の14件か3件増えた。4月7日に発表された中古住宅価格の指標となる中原城市領先指数(CCL)は152.18(前週比0.85%上昇)で、9週連続の上昇。7週連続で過去最高を更新した。梁振英・行政長官が就任した12年7月の105.46に比べると約44%高い。指数は3月27日~4月2日に正式契約された取引に基づくが、主に3月13~19日に交わされた仮契約が反映されている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17220