恒生銀行の薛俊昇・首席エコノミスト代行は4月6日に発表した最新リポート「香港経済月報」4月号で、香港の今年の域内総生産(GDP)伸び率予測を上方修正した。リポートでは年初に香港経済のパフォーマンスが改善し、1~2月に輸出総額が前年同期比6.5%増となったほか、世界経済は依然不透明だが中国本土の経済回復が香港経済に有利と指摘。小売り売上高は依然としてマイナス成長だが、来港者数の増加が小売市場の回復につながるとみる。昨年第4四半期の個人消費は同3.2%増で、2015年第2四半期以降で最高となり、GDP伸び率を押し上げたと分析。このため今年のGDP伸び率予測を1月に発表した1.8%から2.4%に引き上げた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16900