中国でバナナの価格が高騰している。台風被害による生産量の減少などが原因だ。主産地の南寧市（広西チワン族自治区）では、買付価格が過去最高水準に達している。地元メディアの南国早報が9日伝えた。南寧市では、8月に入りバナナ買付価格が急速に上昇。15日時点で1キロ当たり8.6人民元（約150円）に達し、出荷が始まった7月下旬の4.4人民元から2倍近くに急騰した。現在も7人民元前後での推移が続いている。なお、13年の最高値は4.6人民元だった。7月中旬には超大型の台風9号（ラマスーン）が中国南部を襲った。その影響で広西のバナナ生産量は約30％減少したとされている。（フィスコ提供）【関連記事】