セントラル占拠行動の戴耀廷・発起人は９月２日、セントラル占拠を迫り中央政府から譲歩を引き出す戦略は失敗したと認めた。３日付香港各紙によると、これはブルームバーグの取材で明らかにしたもの。戴氏は「香港人の考え方は現実的」と指摘、セントラル占拠の参加者も当初予想していた最低１万人には届かないとみる。セントラル占拠は香港経済に対する影響をできるだけ抑えるため、１０月１日からの国慶節連休に決行する可能性を示唆した。一方、全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は「民主派は政治体制改革で２つの間違いを犯した」と指摘。１つはセントラル占拠で穏健民主派の生存空間を狭めたこと、もう１つはセントラル占拠がより過激な人たちに握られ中央との対立を深刻化させたこと。セントラル占拠の過程で深刻な動乱や外国勢力の介入を誘発した場合、中央と民主派の信頼関係はさらに損なわれ、中央は今後の統治でより強硬な態度を取ると警告した。【関連記事】