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全人代副秘書長「指名委員会が公平を確保」
全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の李飛・副秘書長(基本法委員会主任)は9月1日、香港で行政長官の普通選挙問題に関する決定の説明会に出席した。2日付香港各紙によると、李副秘書長は全人代の審議状況の説明でセントラル占拠行動に触れ、「違法活動による脅迫に屈すれば違法活動が増える」ことを考慮したと説明。「行政長官候補は指名委員会の過半数の支持が必要」というハードルは高すぎると民主派が問題視しているが、「指名委員会はいかなる政治団体や利益団体も過半数の議席を獲得することはできない」ことから指名制度の公平公正を確保するという。特区政府高官との非公開説明会では「ごく少数の者は中国が香港の主権を回復した事実を受け入れず、香港を独立した政治実体にしようと企んでいる」「中央に敵対する立場を堅持するならば絶対に行政長官にはなれないと明確に言うべきだ」と述べたほか、指名委員会の任期、具体的な構成方法、行政長官候補の推薦段階など6つの討論の余地を挙げた。【関連記事】