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MTR港島新線、建設費超過が30億ドル
現在、建設が進んでいるMTR港島線の新線の建設費用が、予算を大幅に超過することがわかった。8月26日香港各紙によると、これは香港鉄路公司(MTRC)が25日の決算発表で明らかにしたもので、現在、同社が進めている5件のプロジェクトのうち、予算内で収められているのが沙中線と観塘線延長工事の2件のみで、広州-香港間の高速鉄道では65億ドル、港島線では西線と南線あわせて30億ドルが超過分のコストとして計上されているという。高速鉄道に関しては政府との協議があるためまだ明確にはなっていないが、港島線の超過コストはすべてMTRの負担となるため、乗車料金への転嫁が懸念されている。また、港島線は予算面で難航する一方、工期でも問題が生じているようだ。現在、西港島線の工事は93%が完了しているものの、西営盤駅の工事だけが遅れており、今年12月の開通時には同駅は通過となる可能性がでてきた。【関連記事】