中央人民政府駐香港特区連絡弁公室（中連弁）の張暁明・主任は８月１２日、民主派議員のうち２３人との会談を承諾した。１３日付香港各紙によると、会談は１５日から４回に分け、林鄭月娥・政務長官の主催で特区政府本庁舎で行われる。１５日に民主党、１８日に香港民主民生協進会（民協）と無所属、１９日に公民党、２０日に工党の議員らとそれぞれ会談する。民主派議員らは全国人民代表大会（全人代、国会に相当）常務委員会が月末に下す政治体制改革の枠組みが厳し過ぎず討論の余地を残すよう求める考えだ。だが香港中文大学の馬嶽・副教授は「全人代が月末に決定を下すのに今になって民主派が張主任に会うのは遅すぎる」と述べたほか、中央に近い消息筋も上海で会談が行われた４月とは大勢が変わって機を逸したと指摘。過去４カ月で中国と米国の間の緊張が高まったため、中央は国家の安全を重視し立場がより強硬になったとみている。【関連記事】