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民主派の献金問題、新たな証拠が暴露
『りんご日報』などを発行する壱伝媒集団(ネクストメディア)の黎智英(ジミー・ライ)会長による民主派への献金問題について新たに大量の資料が暴露された。8月5日付香港各紙によると、再び「壱伝媒股民」(ネクストメディアの一般株主)と名乗る者が4日、各メディアにメールを送りつけた。メールに添付された8つのファイルには黎氏やネクストメディア幹部のマーク・サイモン氏らのメールなど約100件の文書があり、民主派議員への献金を示すメールや米外交官とのやりとり、サイモン氏の父が米中央情報局(CIA)に35年間勤務したことなどが明らかにされている。6月の経費に関するメールでは特別項目として政党への献金約950万ドルとセントラル占拠の住民投票の宣伝などに300万~350万ドルを費やしたことが書かれている。黎氏がセントラル占拠行動の発起人3人について「アイデアはあるが謀略や行動の組織がない」としてサポートしないわけにはいかないと述べているメールもある。だがセントラル占拠発起人の陳健民氏と香港大学民意研究計画は黎氏からの献金を否定した。【関連記事】