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尖閣問題の抗議船、香港水域の離脱阻まれる
尖閣諸島(釣魚島)における中国の主権を主張する保釣行動委員会は7月27日、日清戦争120周年を記念して抗議船「啓豊二号」を出航させたものの、公海に出ることは当局に阻まれた。28日付『りんご日報』『星島日報』によると、特区政府海事処は啓豊二号が近く尖閣諸島に向かうことが報道されていると指摘し、出航前に香港水域での活動しか認めないと警告していた。啓豊二号は約15人を乗せて香港水域で漁をすることとなっていたが、出航後も海事処の船1隻、水上警察の船2隻が追尾し、公海まで5カイリの果洲群島付近に至ったところで水上警察に止められ、西湾河の水警基地に引き返すよう要求された。保釣行動委員会の曽健成氏は「政府が民間の釣魚島防衛をじゃまするのは明らかに政治的弾圧」と批判した。【関連記事】