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MTRC、高速鉄道問題でCEOが早期退職
香港鉄路公司(MTRC)取締役会は7月16日、高速鉄道の工事遅延問題に関する独立委員会の調査報告と、ジェイ・ウォルダー最高経営責任者(CEO)の早期退職を発表した。報告書では工事遅延の原因は多々あるもののプロジェクト管理者の伝達上の誤りが問題を企業的危機に拡大したと指摘。西九龍駅の工事遅延によって部分開通を模索することになったが、プロジェクトに重大な変更が生じ政府とも協議する必要があるにもかかわらず取締役会に報告しなかったことから、周大滄・工程総監とウォルダーCEOの判断力が欠けていると批判している。独立委員会はプロジェクトの報告強化などの改善措置を提案した。さらにMTRCは来年8月で任期満了の予定だったウォルダーCEOが今年8月15日に退職すると発表。16日以降は梁国権・副CEOがCEO代行を務める。MTRCは新たなCEOを世界から募集しているという。【関連記事】