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美容クリーム、値段は効能と比例せず
消費者委員会は7月15日、香港域内で市販されている美容クリームの品質調査の結果を発表した。15日付香港各紙によると、これは国際的な消費者研究組織であるインターナショナル・コンシューマー・リサーチ・アンド・テスティング(ICRT)との共同調査。2013年10月から今年1月に、資生堂やVICHY、ロレアルなどの32種類のクリームを30~71歳の白人女性30人に試用してもらい、保湿、しわ取りの効能をチェックした。うち11種類は香港市場でも流通している数百ドルから一千数百ドルのものだ。被験者は顔の片側に効能をうたったクリームを塗り、もう片側には効能をうたっていないクリームを朝晩1回ずつ塗布。クリームの使用前・後の皮膚のキメやしわの深さを測って「保湿」と「しわ取り」の効能について5点満点での評価を行った。その結果、しわが取れたクリームは1つもなく、しわ改善の効果も人によって異なることが分かった。SKII(エスケーツー)のステムクリームは保湿の評価は4.5ポイントと高かったが、しわ改善の評価は1.5ポイントで最も低かった。一方、SKIIの3分の1の価格帯のOLAY(オーレイ)のREGENERISTの保湿クリームは保湿では3.5ポイント、しわ改善では3ポイントを獲得。効能は値段と比例しないことが明らかとなった。【関連記事】