税関総署広東分署は７月１５日、広東省の貿易統計を発表した。２０１４年１～６月の貿易総額は前年同期比１６．７％減の２兆８９００億元。６カ月連続の減少となるが、減少幅は１～５月の同１９．７％減から縮小した。うち輸出総額は同１４．０％減の１兆７０００億元、輸入総額は同２０．０％減の１兆１９００億元。主要貿易パートナーのうち貿易総額が伸びを見せたのは欧州連合（ＥＵ）の同９．２％増だけで、ほかはいずれも減少。香港との貿易総額は同３７．１％の大幅減。うち輸出総額も同３７．１％減。日本への輸出総額は同２．８％減だった。６月単月の貿易総額は前年同月比１．６％増の４９８２億９０００万元で、６カ月連続の減少から好転した。輸出総額は同３．０％増の２９８５億３０００万元、輸入総額は同０．６％減の１９９７億６０００万元。税関関係者は「過去２カ月の貿易動向は好転が見られ、６月の輸出入は増加に転じた。だが４～６月の輸出入は前期比で減少しているため楽観はできない」と述べた。【関連記事】