香港は生活コストが世界で３番目に高い都市であることがわかった。７月１１日付香港各紙によると、これはコンサルティング会社の米マーサー社がニューヨークの物価を基準として、世界の２１１都市の海外駐在員の生活にかかわる約２００項目の物価を集計し順位付けしたもの。香港は前回調査の６位から３ランク上げ、世界３位となった。香港の急上昇の主な理由は家賃の高騰。輸入品への依存度が高い１位のアンゴラ（ルワンダ）、２位のンジャメナ（チャド）に続く順位で、アジアではもちろんトップだ。４位以下の順位はシンガポール、チューリッヒ、ジュネーブ、東京、ベルン、モスクワ、上海となっている。全体の傾向としてユーロ高で欧州各国の都市が上昇し、豪州ドルの下落でシドニーやパースが順位を下げている。また、東京も円安のため前回の３位から４ランク後退した。ちなみに２１１都市中、一番物価が安いのはパキスタンのカラチで、物価水準は今回トップのアンゴラの３分の１以下だという。【関連記事】