広東料理チェーンの富臨集団が香港証券取引所に上場申請を行ったようだ。６月２６日付香港各紙によると、同グループが今回の上場で得る調達額は約８億ドル、今後３年間で香港内に１０数店舗、中国本土でも２～３店舗を開店する予定で、その資金に充てられるものとみられる。同グループ傘下には富臨酒家、富臨漁港、アワビ料理で有名な陶源酒家などがあるが、阿一の愛称の名物シェフで知られる銅鑼湾・信和広場の高級レストラン「富臨飯店」とは一切関係がない。名称のほか、創業者が両社とも楊姓で、アワビ料理が売りということもあり一般的に混乱が生じていたため、富臨の名称使用をめぐり富臨飯店側が富臨集団を相手取り裁判となっていたが、今月１５日に和解が成立。両社とも、香港と中国本土で富臨の名称を使用できることで話し合いがまとまっている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=9264