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香港生まれのウミガメ、海にかえる
海洋公園(オーシャンパーク)と漁農自然護理署は6月23日、4匹のウミガメを海に放流した。24日付香港各紙によれば、このうちサイモンという名のカメはラマ島で採集された卵から人工ふ化で生まれ、その後、海洋公園で12年暮らしたアオウミガメだ。卵を保護した漁農自然護理署スタッフの名前がその名の由来。海洋公園に引っ越した時は体重はわずか400グラムだったものの、今では76.5キロとなり甲羅の長さは79センチまで成長した。飼育係りによると、サイモンは成熟期に入り、今が自然にかえす良いタイミングだという。一方、アオウミガメの子ガメ2匹とタイマイ1匹は、2012年の10月から今年5月までの間に西貢のビーチと印洲塘で保護されたカメだ。4匹とも身分が識別できるようマイクロチップと金属製のラベルを埋め込んでおり、衛星を使ってその足取りがつかめるという。香港では2000年からこれまでに31匹のウミガメが海に放された。漁農自然護理署のスポークスマンは香港東部と南部の水域はサンゴや海藻など豊富な海洋資源に恵まれ、ウミガメの生息に適した環境だと話している。
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