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月給1.4万ドルがサッカーくじで負債は40万ドル
ギャンブルに溺れ、助けを求める人が増えている。6月23日付『香港経済日報』によると、「明愛展晴中心」のギャンブラー・カウンセリングセンターに今年1月からこれまでに寄せられた救援依頼は170件で、すでに昨年通年の件数の6割に達しているという。また、同団体が設けたホットラインに救援を求める電話はワールドカップ開催前に比べ60%増加。ほとんどが負債に関する支援を求める声だ。先ごろはIT業界で働く26歳のサラリーマンが30~40万ドルもの借金を抱え同団体に相談。その男性は以前からサッカーくじにはまっていたが、ワールドカップが始まったため歯止めがきかなくなり、負けても借金して次々お金をつぎこんだ。銀行や大型金融機関から借りた額は彼の月給1万3000ドルから1万4000ドルでは到底返せないほどに膨れ上がり、助けを求めたという。同団体のソーシャルワーカーは2003年にサッカーくじが合法化されてから、大規模な大会が開催されるたびギャンブルブームが過熱すると指摘。中でもワールドカップは話題性も多く、青少年は友人や仲間と盛り上るうちにはまりやすいと警鐘を鳴らしている。【関連記事】