香港大学民意研究計画による世論調査で、市民の国民意識が大幅に低下したことが分かった。６月１８日付『明報』『信報』などによると、調査は６～１２日に約１０００人を対象に行われた。自分のアイデンティティーを５つの中から選択した結果、「香港人」の割合は４０％で前回調査（昨年１２月）より５ポイント拡大。「中国人」は２０％で同２ポイント縮小した。また「広義の香港人」（「香港人」と「中国の香港人」）は６７％、「広義の中国人」（「中国人」と「香港の中国人」）は３１％となっている。一方、１～１００で表す「身分認同指数」では「香港人」が７８．２で最も高い。「中国人」は６３．７、「中華人民共和国国民」は５７で、ともに２００８年以降で最低となった。【関連記事】