バックナンバー
|
|
西九龍文化区、高速鉄道の工事遅延で影響
高速鉄道の工事遅延を受けて西九龍文化区の建設プロジェクトにも遅れが出ることが明らかになった。5月29日付香港各紙によると、西九龍文化区董事局主席を務める林鄭月娥・政務長官は28日、立法会監察西九連合小組の会議に出席した。高速鉄道の西九龍駅上部には当代表演中心と中型劇場が建設される予定だが、用地は2017年になってから引き渡される見通し。当初は14年引き渡し予定だったため、着工が3年遅れることになる。最も早い17年に完成する予定の戯曲中心も周辺出入り口が高速鉄道の建設現場となっているほか、少なくとも5つの施設の用地が高速鉄道工事で占拠されており、着工に影響している。林鄭長官は香港鉄路公司(MTRC)に直接交渉し早期引き渡しを要求する構えだ。プロジェクト予算は08年に216億ドルが承認されたが、すでに建設コストは倍となっているため、すべての施設を建設するには足りない状況という。【関連記事】