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最新号の内容 -20140526 No:3465
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外食チェーン、肉類を中心に値上げ相次ぐ

 『香港経済日報』が外食チェーン店の価格を調査したところ、過去1カ月間だけで半数近い店が値上げを実施していることがわかった。5月23日付同紙によると、調査したのは有名外食チェーンを含む11店舗で、うち5店舗での値上げが確認された。値上げ幅は1~5ドルとバラつきはあるものの、肉類を多く使った料理が目立つという。代表的なところでは翠華餐庁のポークチョップサンド(35ドル→40ドル)、大快活のポークチョップ飯(37ドル→38ドル)、大家楽のチャーシュー飯(31ドル→32ドル)、板前寿司のサーモンずし(7ドル→8ドル)とマグロ赤身ずし(18ドル→19ドル)など。香港ではポークチョップサンドと甘いアイスミルクティーは茶餐庁の定番だが、翠華ではアイスミルクティーも20ドルから21ドルに値上がりしているので、61ドルもかかる計算だ。値上げの理由はやはりコストの上昇。大快活の幹部は「仕入れ価格が豚肉で15%、牛肉、牛乳、たまごは30%も上がった」と苦しい台所事情を明かしたが、「仕入れ価格の調整は行っており値上げ率は2%以下に抑えている」と述べ理解を求めた。【関連記事】