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MTR南港島線、工事遅延で開通先送りも
高速鉄道の工事遅延問題が注目される中、同じく香港鉄路公司(MTRC)が建設しているMTR南港島線でも工事遅延が明らかになった。5月21日付『りんご日報』によると、2015年開通予定の南港島線東区間は開通が1年半先送りになる可能性がある。原因は主に金鐘駅の拡張工事遅延によるもの。金鐘駅は地下3層から6層に拡張する計画だが、掘削工程の進ちょくはまだ半分に過ぎず、南港島線のプラットホームが設置される地下6階まで掘削が進むのは早くとも年末で、15年の工事完了は困難とみられる。金鐘駅と海洋公園駅を結ぶ南風トンネルも予想しなかった岩盤に当たり爆破作業が遅れているという。同日の香港電台(RTHK)ニュースによると、MTRCは依然15年の完成・開通を目標とし、工事は60%以上完了と表明。南風トンネルの爆破作業も約70%完了したという。ただし金鐘駅の工事はさまざまな困難に直面しており、遅れが出ていることを認めた。【関連記事】