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最新号の内容 -20140521 No:3462
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海洋公園、国宝級のカラチョウザメ2匹死ぬ

 香港海洋公園(オーシャンパーク)は5月19日、国宝級の価値があるといわれる中華●(カラチョウザメ)2匹が検疫期間中に死んだことを発表した。5月20日付香港各紙によると、中国の全国水生野生保護動物分会から海洋公園に15匹が贈られ、今年2月18日に香港に到着。隔離水槽で飼育して検疫を受け、半年後には「中華●館」で一般公開される予定だったが、1匹が4月21日に死に、さらに1匹が5月11日に死んだ。死因は内臓の感染症によるものとみられている。海洋公園では2008年にも、水槽内のカマスによる攻撃や海水への適応不足などの理由でカラチョウザメ3匹が死んでおり、累積で5匹が死んだことになる。現在は検疫中の13匹とは別に、9匹のカラチョウザメが飼育されている。しかし、このうち6匹は今後、全国水生野生保護動物分会への返還が決まっているという。カラチョウザメは絶滅危ぐ種で、中国の国家一級保護動物に指定されており、国宝級の価値があるといわれている。【●=魚へんに尋】【関連記事】