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MTRC、来年8月でCEOが退任と発表
香港鉄路公司(MTRC)は5月8日、高速鉄道の工事遅延問題で責任が問われているジェイ・ハーバート・ウォルダー行政総裁(CEO)が来年8月で退任すると発表した。同日の香港電台(RTHK)ニュースによると、MTRCの銭果豊・会長が株主総会で明らかにした。ウォルダーCEOは来年8月の契約満了後は更改しないこととなっており、すでに昨年8月の続投発表前に合意していたという。このため今回の工事遅延問題とは関係ないと強調した。ウォルダーCEOは再度謝罪したが「今回の問題はコミュニケーション不足であり管理の問題ではない」と強調。株主総会では一般株主からウォルダーCEOが引責辞任しないことへの不満が上がった。また同日付香港各紙によると、自由党は行政長官に対し独立調査委員会の設置を要求。さもなくば立法会で「権力及特権条例」による調査を支持すると表明した。【関連記事】